教授あいさつ
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教授あいさつ

講座責任者からのご挨拶

2024年7月1日付で、久留米大学医学部病理学講座主任教授を拝命いたしました秋葉 純でございます。
これまで多くの優れた病理医を輩出し、病理学領域において国内外から高い評価を受けてきた伝統ある本講座を引き継ぐこととなり、その責任の重さをあらためて感じております。

教育に対する想い

学生・研修医の皆さんへ

病理学は、目の前にある組織や細胞から「この患者さんの体の中で何が起きているのか」を読み解く学問です。診断の根拠を明らかにし、治療方針の決定を支えるという点で、病理は医療の根幹を担っています。
病理医には、単に正解を知っていることよりも、なぜそう考えるのかを説明できる力、そして一つひとつの所見を積み重ねて結論に至る論理的な思考力が求められます。この「病理学的に考える力」は、将来どの診療科に進んだとしても、必ず皆さんの臨床を支える大きな財産になります。
久留米大学医学部病理学講座では、学生や研修医の皆さんが、病理学を通じて「考える医師」へと成長できるよう、丁寧な指導と学びやすい環境づくりを大切にしています。疑問を持つこと、考え続けること、そして議論することを歓迎する講座です。
病理学に少しでも興味を持った方、臨床の裏側を深く理解したいと感じている方は、ぜひ一度、病理の世界をのぞいてみてください。皆さんと一緒に学び、成長していけることを楽しみにしています。

研究に関する想い

本講座では、医療に直結し、臨床に真に役立つ病理学的研究を理念として、研究活動を進めていきたいと考えています。病理学は診断学であると同時に、疾患の本質を解明し、臨床医学の発展に貢献する学問であり、その成果は最終的に患者さんの診療へと還元されるべきものです。
研究には時代の流れがありますが、流行に流されるだけでなく、長年解決されていない臨床的課題に腰を据えて取り組む姿勢も大切にしたいと考えています。学生・専攻医・大学院生の指導にも主体的に関わりながら、講座の伝統を次世代へとつなぎ、国際的に評価される研究成果の創出を目指します。

講座運営に関する想い

診療(病理診断)・研究・教育のバランスを重視し、医師、研究補助員、事務職員がそれぞれの力を十分に発揮できる、風通しの良い講座運営を心がけていきたいと考えています。
講座運営にあたっては、 「3C」 ―― Communication、 Collaboration、 Critical thinking ―― を大切にしています。互いに意見を共有し、協力し合いながらも、客観的な視点を忘れず、健全で持続可能な組織づくりを目指します。

地域貢献に関する想い

本講座は、福岡市および筑後地区の医療機関へ病理医を派遣し、地域医療を支えています。今後も、安定して質の高い病理医を育成・輩出することを通じて、地域医療に継続的に貢献していきたいと考えています。あわせて、現場で診療にあたる病理医を講座として支え、安心して診断業務に取り組める体制づくりにも努めてまいります。